インドネシアと日本の関係

インドネシアと日本の関係

経済的関係

現在、日本にとってインドネシアは天然ゴム、液化天然ガス、石炭、鉱物、紙パルプ、エビやマグロ等の海産物とコーヒ―豆の主な供給国です。
伝統的にインドネシアは日本の自動車と電機機器の主要な市場とみなされていました。

日本企業にとってインドネシアは様々な天然資源の源であるとともに、人件費を抑えながら製造するための人材の源でもありました。
1,700社以上の日系企業がインドネシアで活動しており、約30万人の現地雇用を創出しています。
インドネシアに対する日本企業の直接投資の新しい傾向は、収入、人口、消費者製品の消費の増加となって表れています。
日本企業の直接投資はもはや伝統的な分野だけでなく、小売りやメディア、日用品の分野にも及んでいます。

近年、日本の大戸屋、吉野家、えびすカレーなどのレストランチェーン、セブンイレブン、ファミリーマート等のコンビニエンスストア、そごうや無印良品、ユニクロなどのファッション、小売り、百貨店及び紀伊國屋書店などが次々とインドネシアに出店しました。
日系二輪四輪車メーカーのシェアは95%以上です。

文化交流と観光

日本文化はインドネシアでも人気を博しています。
日本の伝統的な文化である着物、生け花、折り紙、侍などをはじめ、若者たちの間ではJ-pop、漫画、アニメ、ビデオゲームなどのサブカルチャー、家族や子供にはドラえもんなどが広く楽しまれています。
インドネシアでは2015年の記録として約75万人が日本語を学んでおり、日本語教育機関は約2,500社、教師数は約4,500人。特長として日本語は高校の第二外国語の一つに指定されています。

日本が好きな理由

  • 豊かな文化があり、娯楽のバラエティーも豊富⇒伝統文化が維持されている一方、清潔で整っている現代的な側面も持ち合わせている
  • 日本は発展しており、他国の見本となっている⇒自然、歴史的建造物、現代建築が融合している
  • アニメ作品が豊富である⇒テーマパークやアイドルが有名
  • 有名な観光地が沢山ある⇒日本製品や日本のお土産に親しんできた
  • 日本人の性質やマナーが気に入っている⇒四季がある

日本を知ったきっかけはアニメやゲームなどのサブカルチャーのみならず、文化や歴史なども主なきっかけとなっています。

訪日インドネシア人観光客

2017年 352,330人
2016年 271,014人
2015年 205,083人
2014年 158,739人
2013年 136,797人

過去5年間で訪日インドネシア人の数は2.5倍に増加しており、インドネシア人の間で日本が人気の観光目的地となってきています。
SNSの利用率が高いインドネシアではFacebookやInstagramに日本を旅行した時の写真を掲載し、インターネットから拡散した情報を基に観光に来るサイクルが生まれています。

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